洗浄

引火性のある炭化水素系洗浄剤は大気圧下でのベーパー・蒸気洗浄は危険でしたが、真空下で実施する事で安全性を確保しています。 低温での乾燥は、ワークへのダメージや装置への負荷の点からも良い面があります。 真空ステータスだと火気があっても引火しません。 沸点が下がることでより低温での乾燥ができるとなります。 気圧を真空に近くすることで沸点の温度を下げる事が可能です。 真空下では大気圧下に比べて超音波がより影響的になります。 炭化水素系洗浄剤は、「フロン」や「溶剤系洗浄剤」が規制強化により使用が手に負えなくなる中で、洗浄性が非常に高い洗浄剤として製作され、工業フィールドにおける主要な洗浄剤として一般化しております。 この炭化水素系洗浄剤は、真空洗浄・真空乾かすという技術を併用する事で、より高い洗浄性、乾燥性、安心性を発揮することができるとなります。 径が細い止まり穴、袋穴、隙間が細かいワークは、これまでの大気圧洗浄では洗浄液が浸透せずに洗浄できませんでした。 炭化水素系洗浄液洗浄剤を使った洗浄では、「真空洗浄+真空乾かす」を加えた「炭化水素系真空洗浄乾かす機」とすることが一般的です。 炭化水素系洗浄における真空洗浄では、真空下と大気圧様子を往復させることで、微細な隙間のある洗浄もできるとなります。
超音波洗浄装置